マーチ・スーパーターボのフロントグリルの脱着


マーチ・スーパーターボのフロントグリルの取り外し方。
ボンネットを開けてグリルの上部を固定しているボルト(2本)を取り外す。
グリルの真ん中の上部にあるプラスチックファスナーの爪とグリルのステーの間にマイナスドライバーを差し込んで爪を軽く起こしながらグリルを前にずらす。
グリルの両端の下にターンファスナーがある。グリルをやや持ち上げて、マイナスドライバーの先をターンファスナーの頭の溝に挿しこみ45度回転させた状態でグリルを手前に引くと グリルの固定穴がターンファスナーの四角の頭を通り抜けてラジエーターグリルが外れる。
手探りでターンファスナーの頭を見つけるのは難しいのでターンファスナーの位置を正しく狙うには懐中電灯で照らすと良い。
ターンファスナーは正方形の頭の対角線に刻みこまれた溝が垂直の位置にあるときにグリルが固定されている。つまり穴とターンファスナーの頭が45度ずれた状態にあるので、ターンファスナーの頭を45度回転させることでグリルの正方形の穴と合致して外れるようになっている。
取り付けるときには、ターンファスナーとプラスチックファスナーをラジエーターコアサポートから取り外しておき、グリルの正方形の穴にファスナーの正方形の頭を入れ、ファスナーを45度回転させて抑えるとその状態でファスナーが半固定されるので、その状態にファスナーを取り付けてから、ファスナーがラジエーターコアサポートの穴に合うような位置でグリルを押し込むとファスナーで固定される。
グリルの脱着に際しては、グリルの上部を固定しているブラケットも外した方が作業が容易である。

マーチ・スーパーターボのフォグライトの光軸の調整。
グリルのフォグライトの真上の位置に穴があり、そこからプラスドライバーを挿入して調整する。
右回し(時計回し)にすると光軸が上向き、左回し(反時計回し)にすると下向きになる。調整ネジを一杯右に回すと光軸は水平に近くなる。
プラスドライバーの先が滑りやすく、調整ネジの頭を傷めやすいので注意が必要。プラスドライバーの代わりに8ミリのソケットレンチを使用しても良いが無理な力を加えると光軸調整機構のギヤを破損するので慎重に作業しなければならない。
光軸の左右の調整はできないが、グリルを取り外してフォグライトをグリルに固定している4本のスクリュー部分にワッシャーを挟むことでさらに大きく調整が可能である。

グリルを外した機会に少しお遊びをしてみた。スーパーターボには色気のあるエンブレムは無いが、グリルの上にNISSANのマークの窪みがある。ここに赤色を注そうとした。
文字の窪みに赤色塗料を塗り、グリルの表面を軽く研磨したら窪みのところに赤色塗料が残ると考えて作業した。
ところが、グリルを塗装してある白色塗料の塗装面が極めて薄く、軽く研磨したらグリルの地のプラスチックが見えてきた。
従って、次の手順でやると良い。
最初にグリルを同色でやや厚めに塗装する。
その後マスキングテープで色をつけたいマークの部位以外を覆い、マークの部位のみに軽く吹き付け塗装する。最初はまだらな程度に軽く吹き付け、乾燥後3回〜4回軽く吹き付けて色がつくようにする。厚塗りしないことがコツである。


乾燥後マスキングテープを外し、当て木をして500番から1000番くらいの耐水ペーパーで軽く表面を磨き、NISSANのマークの窪みの中だけに希望の色が残るようにする。仕上げはコンパウンドとワックスで行う。



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